異世界ファンタジーは好き。でも、今日は激しいバトルや重たい展開を追いかける気分じゃない。
そんな日に、なぜか妙に読みたくなるのが「異世界グルメ」「飯テロもの」です。
こんがり焼けた肉、鍋から立ち上る湯気、とろりと溶けるチーズ。
文章を読んでいるだけなのに、「ちょっと何か食べようかな……」と冷蔵庫が気になってきた経験、ありませんか?
でも、このジャンルの面白さは料理がおいしそうなことだけではありません。
見慣れた料理を異世界人が初めて口にしたり、普通なら食べようとも思わない魔物を料理したり、食卓を囲んだことをきっかけに誰かとの距離が縮まったり。
料理があることで、ファンタジーの世界が急に身近になるんです。
しかも同じ「異世界グルメ」でも、キャンプ飯を楽しむ冒険もの、店に客を迎える人情もの、モンスター料理を追究する作品、料理で成り上がる物語など、方向性はかなり違います。
この記事では、異世界グルメ・飯テロものがなぜ面白いのかを一緒に整理しながら、最後には「自分ならこのタイプから読んでみたい」と最初の1作を選べるところまで案内します。
- 異世界グルメ・飯テロものとは?まず知っておきたい魅力
- なぜ読んでいるだけでお腹が空く?飯テロが成立する理由
- 異世界グルメものが癒やされるのは「戦わなくても報われる」から
- 料理が人間関係を動かすのもグルメファンタジーの魅力
- 異世界グルメものは大きく分けるとこんなタイプがある
- 初心者がまず読んでみたい異世界グルメ・飯テロ作品
- 定番以外から選びたい人に気になるWeb小説
- 迷ったら「グルメに何を足したいか」で選んでみる
- 異世界グルメものが合わないこともある?読む前に知っておきたい点
- 異世界なのに、最後は現実の食卓へ戻ってくる
- 異世界グルメ・飯テロものについてよくある質問
- まとめ|異世界グルメは「今の気分」で最初の1作を選べばいい
- 参考リンク
異世界グルメ・飯テロものとは?まず知っておきたい魅力
「異世界グルメ」と聞くと、異世界で料理を作る作品を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それも間違いではありません。
ただ、実際に読んでみると、このジャンルはもう少し幅があります。
料理を作る、食べる、誰かに振る舞う。
その食事を中心に、冒険や人間関係、商売、スローライフまで物語が動いていくのが面白いところです。
料理が主役になるファンタジー
一般的な異世界ファンタジーでは、剣や魔法、冒険、魔王討伐などが物語の中心になりやすいですよね。
グルメものでは、その中心に「食べること」が入ります。
旅先で手に入れた魔物の肉を調理する。
異世界にはない調味料を使って料理を作る。
小さな食堂を開いて、さまざまな客を迎える。
料理そのものが目的になる作品もあれば、冒険の途中で食事を楽しむ作品もあります。
ファンタジーというと壮大な目的が必要に見えますが、グルメものでは「今日、何を食べよう?」だけでもちゃんと物語が動きます。
世界を救わなくてもいい。
おいしいものを作って、誰かが喜んで、それで一日が少し良くなる。
この肩の力が抜けた感じが、異世界グルメならではの居心地につながっています。
「おいしそう」だけでは終わらないのが面白い
もちろん、料理がおいしそうなのは大きな魅力です。
でも、本当に料理描写だけなら、レシピ本や料理漫画でも楽しめますよね。
異世界グルメが独特なのは、料理を食べたあとに何かが変わるところです。
初めて食べる味に驚いた人物が心を開く。
店へ通ううちに、身分や種族の違う人たちにつながりが生まれる。
料理の腕を認められて、主人公の居場所ができていく。
あるいは、単純に「うまい!」と喜んでもらえる。
誰かがおいしそうに食べているのを見ると、自分まで食べたくなることってありますよね。
異世界グルメは、その感覚を物語の中で何度も使ってきます。
バトル中心の異世界ものとは楽しみ方が少し違う
異世界ものが好きでも、「また強敵との戦いか……」と少し疲れる日もありませんか?
そんなとき、グルメものの軽さが頼れます。
料理を作ったら仲間が増えた。
評判が広がって店が繁盛した。
珍しい食材を食べた結果、思わぬ力を手に入れた。
こうした展開でも、ちゃんと主人公が報われる気持ちよさがあります。
戦闘だけではない成功ルートがある。
ここがグルメ系ファンタジーの面白いところです。
なぜ読んでいるだけでお腹が空く?飯テロが成立する理由
異世界の話を読んでいるだけなのに、なぜか頭の中には生姜焼きの香りが漂ってくる。
ひどいときは、読書を中断して冷蔵庫を開けたくなりますよね。
でも、これはただ「おいしかった」「うまそうだった」と書いているからではありません。
読者がすでに持っている味の記憶に、異世界ならではの驚きを重ねている。
この組み合わせが強いんです。
生姜焼きやカレーなど「知っている味」は想像しやすい
物語の中にまったく未知の王国料理が出てきても、味を想像するのは少し難しいですよね。
ところが「生姜焼き」「カレー」「餃子」「ビーフシチュー」と書かれた瞬間、状況が変わります。
甘辛いタレ。
焼けた肉の香ばしさ。
熱々の白いご飯。
細かく説明されなくても、過去に食べた記憶が勝手に補完してくれます。
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のように、私たちが味を想像しやすい料理が登場する作品では、知らない異世界を旅しているのに食卓だけは妙に身近です。
ファンタジーの非日常と、味を知っている安心感。
この距離感が飯テロを強くしてくれます。
魔物や異世界食材を「知っている料理」に変える面白さ
逆方向の楽しさもあります。
巨大な魔獣の肉や、見たこともない植物。
普通なら「本当に食べるの?」となりそうな食材が、ステーキや煮込み料理、ソーセージのような姿になった瞬間、急に食べ物として想像できるようになります。
未知の食材を、読者が知っている料理へ翻訳する。
『ダンジョン飯』は、この楽しさが特に分かりやすい作品です。
魔物を単純な「倒す敵」として扱わず、どこが食べられるのか、どんな調理法が合うのかまで考えていきます。
すると料理だけではなく、魔物の生態や世界そのものにも妙なリアリティが出てくるんです。
焼く音・香り・湯気・食感まで入ると料理が立ち上がる
飯テロを強くするのは、味だけではありません。
- ジュッと肉が焼ける音
- 香ばしい焼き目
- 鍋から立ち上る湯気
- 噛んだ瞬間にあふれる肉汁
- 衣のサクッとした食感
こうした情報が重なると、文章の中の料理が急に動き始めます。
しかも、すぐには食べさせてくれません。
焼いて、タレを絡めて、香りが立って、皿へ盛って、ようやく一口。
食べる前から「絶対うまいやつだ」と分からされる。
夜中に読むと危険なのは、だいたいこのあたりです。
異世界人のリアクションでもう一度その料理を食べたくなる
私たちにとって、カレーやハンバーグは珍しい料理ではありません。
ところが、それを初めて食べる異世界人がいる。
香りに驚き、恐る恐る口へ運び、表情が変わる。
読者は、知っている料理を「初めて食べる側」の視点でもう一度味わえるんです。
『異世界食堂』のような作品を読むと、「そういえば、この料理って普通にかなりおいしいんだよな」と日常の食事を再発見させられます。
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異世界グルメものが癒やされるのは「戦わなくても報われる」から
異世界ファンタジーには、強くなる、敵を倒す、危機を乗り越えるという楽しさがあります。
でも、毎回ずっと緊張感の高い物語を追いかけたいわけではありませんよね。
グルメものには、別の達成感があります。
おいしい料理を作って、誰かが喜んでくれる。
それだけでも主人公が認められたり、仲間が増えたり、居場所ができたりします。
目の前の一人を喜ばせるだけでも物語になる
危険なダンジョンを攻略しなくても、難しい使命を果たさなくてもいい。
料理を作る。
誰かが食べる。
「おいしい」と言ってくれる。
派手ではありませんが、この小さな成功が妙に気持ちいいんです。
目の前の一人を満足させることにも、ちゃんと意味がある。
料理が得意なら、その腕前そのものが武器になります。
食卓や店が主人公の居場所になっていく
グルメものを読んでいると、料理と同じくらい印象に残るのが食卓や店です。
最初は知らない人ばかりだった場所に常連ができる。
旅の途中で仲間と鍋を囲む。
一度きりだった客がまた店へ来る。
食べる場所が、そのまま「帰ってこられる場所」になっていく。
読者側も、いつの間にか料理だけではなく「そこにいる人たちへ会いに戻る」感覚になってきます。
スローライフやほのぼの要素と相性がいい
料理には時間がかかります。
食材を集めて、下ごしらえをして、火にかけて、できあがるまで待つ。
この流れ自体が、急ぎ続ける物語とは違う時間を作ってくれます。
特にキャンプ飯のような場面では、旅の途中で火を起こし、料理ができるまで仲間と話す時間まで楽しめます。
普通なら「寄り道」に見える食事の時間が、グルメものでは読みたい場面になるんです。
料理が人間関係を動かすのもグルメファンタジーの魅力
異世界グルメでは、料理が人と人の間にある壁を少しずつ低くしてくれます。
身分が違う。
種族が違う。
文化も常識も違う。
それでも「おいしい」という感覚からなら、関係を始められることがあります。
食事が種族・身分・文化を越える共通言語になる
難しい交渉をしなくても、一口食べて表情が緩めば空気が変わる。
昨日まで警戒していた相手と、料理の話なら自然に会話が続くこともあります。
『異世界食堂』や『異世界居酒屋「のぶ」』では、店という場所を通じて、立場の違う人たちの関係が少しずつ広がっていきます。
料理が「相手を知る最初の一歩」になっている。
ここが単なる食事シーンとの違いです。
「誰かのために作る」がそのまま物語になる
誰かに料理を作るとなると、相手のことを考えますよね。
何が好きなのか。
何なら食べられるのか。
今日はどんな気分なのか。
食欲を失っている人物に料理を作る。
偏食の相手でも食べられそうな方法を考える。
旅で疲れた仲間へ温かいものを用意する。
「あなたに食べてほしい」という気持ちが、言葉とは別のコミュニケーションになる。
だから料理は、人情ものにも恋愛にも店舗ものにも自然につながります。
見慣れた料理を異世界人の目線でもう一度楽しめる
こちらにとっては普通の料理でも、異世界側から見れば未知の食文化です。
その視点を通すことで、普段は何気なく食べている料理の特徴まで見えてきます。
ただし、ここは好みも分かれます。
日本食や現代料理を出すたびに周囲が何でも絶賛する展開が続くと、「異世界側の料理も見たいな」と感じる人もいるでしょう。
この違いは、作品を選ぶときに意外と大事です。
異世界グルメものは大きく分けるとこんなタイプがある
料理が出てくるという共通点はあっても、何を楽しむ作品なのかはかなり違います。
「グルメに何を足したいか」で考えると、自分に合う作品を見つけやすくなります。
| タイプ | 主な楽しみ | こんな人に向く |
| 現代料理持ち込み型 | 知っている料理や調味料が異世界で活躍する | 飯テロと爽快感の両方が欲しい人 |
| 店舗・人情型 | 店へ集まる客との交流や人間ドラマ | ほのぼの、人情ものが好きな人 |
| 冒険・モンスター料理型 | 未知の食材を調理する発想と冒険 | ファンタジー世界そのものを楽しみたい人 |
| スローライフ・経営型 | 料理を軸に暮らしや店を育てていく | 日常や町づくりをゆっくり楽しみたい人 |
| 恋愛・宮廷型 | 料理をきっかけに関係や立場が変わる | 恋愛や人物関係も重視したい人 |
現代料理持ち込み型|知っている味が異世界で活躍する
醤油、味噌、カレー、焼肉のタレ。
あるいは、生姜焼き、唐揚げ、餃子、シチュー。
私たちにはおなじみの味が、異世界では未知の料理として登場します。
読者だけは、その料理がおいしいことを先に知っている。
登場人物が恐る恐る食べている横で、「それ絶対うまいやつだから」と思いながら待てるのが楽しいタイプです。
店舗・人情型|料理をきっかけに客や街との関係が広がる
食堂や居酒屋、レストランなど、一つの場所を中心に物語が広がっていきます。
新しいダンジョンへ行く代わりに、新しい客がやって来る。
何を注文するのか。
なぜ店へ来たのか。
食べたあと、何が変わるのか。
「次はどんな料理?」と同じくらい「次はどんな客?」が楽しみになるタイプです。
冒険・モンスター料理型|未知の食材をどう食べるか楽しむ
「せっかく異世界なんだから、異世界らしいものを食べてほしい」
そんな人はこちらです。
魔物の肉や巨大植物など、未知の食材をどう調理するのかが大きな楽しみになります。
料理を読むことが、そのまま世界設定を知ることにつながる作品もあります。
スローライフ・経営・恋愛型|グルメに好みの要素を足せる
料理店を繁盛させる店舗経営。
料理をきっかけに人を集める町おこし。
畑や採集を楽しむスローライフ。
胃袋をつかむところから始まる恋愛。
グルメは、ほかのジャンルと組み合わせやすいのも強みです。
初心者がまず読んでみたい異世界グルメ・飯テロ作品
「結局、最初はどれ?」となったら、まずは方向性の違う定番作品から試してみると分かりやすいです。
| 作品 | 強い魅力 | こんな人におすすめ |
| とんでもスキルで異世界放浪メシ | 現代料理×冒険×キャンプ飯 | まず王道から入りたい人 |
| 異世界食堂 | 料理×異文化交流 | ゆったりした人情ものが好きな人 |
| 異世界居酒屋「のぶ」 | 居酒屋料理×街と人間関係 | 店や常連客の物語が好きな人 |
| ダンジョン飯 | モンスター料理×冒険×世界設定 | ファンタジーもしっかり楽しみたい人 |
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』|冒険とキャンプ飯を楽しみたい人に
主人公ムコーダが持つのは、剣の達人になる能力ではなく、元の世界の商品を取り寄せられる固有スキル「ネットスーパー」。
現代の調味料や食品を使い、異世界の食材をどんどん料理していきます。
魔物を倒して肉を手に入れ、料理して、仲間と食べ、また旅に出る。
「異世界を旅しているのに、やっていることは豪華なキャンプ飯」という感覚が楽しい作品です。
冒険もグルメも両方ほしいなら、最初の1作として入りやすいですよ。
- 向いている人:冒険と飯テロを両方楽しみたい
- 注目したいところ:現代の味と異世界食材の組み合わせ
- 読み味:ほのぼの寄り、旅と冒険もあり
『異世界食堂』|料理と異文化交流をゆっくり味わいたい人に
舞台は、土曜日になると異世界とつながる洋食屋「ねこや」。
異なる種族や文化を持つ客たちが、私たちには見慣れた料理を初めて味わいます。
ハンバーグやコロッケ、カレーパンといった料理が、異世界側から見ると特別な一皿になる。
料理だけでなく「誰が食べに来るのか」も楽しみになる作品です。
大冒険より、誰かがおいしいものを食べて幸せになる話を読みたい日に合います。
『異世界居酒屋「のぶ」』|人情ものや店を中心とした物語が好きな人に
古都の路地裏につながる居酒屋「のぶ」を舞台に、料理と客たちの小さな物語が積み重なっていきます。
おでんや唐揚げなど、身近な料理が異世界側の人々へ広がり、やがて店そのものが街の一部になっていく。
「今日の料理は何?」と同時に「この客はどうなっていく?」が気になる店舗型です。
常連客のいる店の空気や、人情ものが好きなら候補に入れてみてください。
『ダンジョン飯』|モンスター料理と作り込まれた世界観を楽しみたい人に
先に整理しておくと、『ダンジョン飯』は小説家になろうやカクヨム発のWeb小説ではなく、九井諒子による漫画作品です。
ただ、ファンタジー×グルメを語るなら外しにくい一作です。
食料が足りないなら、ダンジョンにいる魔物を食べればいい。
そんな発想から始まりますが、ただのゲテモノ料理にはなりません。
魔物の生態を考え、食べられる部分を見極め、ちゃんと一皿へ仕上げていきます。
モンスター料理が、そのまま世界設定の説明にもなっている。
料理だけでなく、冒険や世界の作り込みまで楽しみたい人向けです。
定番以外から選びたい人に気になるWeb小説
「定番はもう知っている」という人は、もう少し違った組み合わせから選んでみましょう。
| 作品 | 特徴 | 状況 |
| 野良犬の宮廷料理 | 本格料理×宮廷×人物関係 | 本編完結済み |
| ダンジョンでぼっち飯してたら最強のSSSランク冒険者になってた。 | 食べるほど成長×ダンジョン | 長期連載 |
| 旅の料理人エルゼリアはレストランを構えて町おこしをする | レストラン経営×町おこし | 完結済み |
『野良犬の宮廷料理』|料理と宮廷、人間関係を楽しみたい人に
物語の軸になるのは、料理の腕を持つ転生者と、偏食を抱えた皇女。
主人公の料理が彼女との関係を動かすきっかけになります。
ファンタジー食材を使いながらも、料理としての完成形を想像しやすいのが特徴です。
料理工程と人物関係の両方を楽しみたい人に向くタイプです。
- 向いている人:料理描写と人物関係を両方楽しみたい
- 読み味:グルメに宮廷・冒険・ラブコメ要素が混ざる
- 状況:本編は完結済み
『ダンジョンでぼっち飯してたら最強のSSSランク冒険者になってた。』|グルメと成長を楽しみたい人に
主人公が持つのは「何を食べても死なない」という能力。
普通なら食べられないような食材まで口にでき、食べることが成長へつながっていきます。
強くなるために修行するのではなく、おいしいものを食べたいから動いていたら強くなっていく。
この順番が面白いんです。
グルメだけではなく、ダンジョン攻略や成長要素まで欲しい人に向いています。
『旅の料理人エルゼリアはレストランを構えて町おこしをする』|店舗経営や町おこしが好きな人に
世界を旅してきたエルフの料理人が、廃れた町でレストランを開き、料理を通じて町を立て直していく物語です。
おいしい料理を出す。
人が集まる。
店に活気が出る。
その変化が周囲へ広がっていく。
小さく始めた店が育っていく過程を楽しみたい人に合います。
迷ったら「グルメに何を足したいか」で選んでみる
ここまでいろいろ見てきましたが、「結局どれが自分向け?」とまだ迷っていませんか?
そんなときは、今の気分から選べば大丈夫です。
| 今の気分 | 向いているタイプ | 候補作品 |
| とにかく飯テロを浴びたい | 現代料理持ち込み・本格料理 | とんでもスキル、野良犬の宮廷料理 |
| 重い話は避けて、ほっとしたい | 店舗・人情・スローライフ | 異世界食堂、異世界居酒屋「のぶ」 |
| 冒険や世界設定も楽しみたい | 冒険・モンスター料理 | ダンジョン飯、とんでもスキル |
| 人間関係も楽しみたい | 宮廷・恋愛・人情 | 野良犬の宮廷料理 |
| 店や町が育つ話が好き | 店舗経営・町おこし | 旅の料理人エルゼリアはレストランを構えて町おこしをする |
「名作はどれ?」より、「今夜の自分にはどれ?」で選ぶくらいがちょうどいいんです。
異世界グルメものが合わないこともある?読む前に知っておきたい点
異世界グルメは、好きな人にはたまらない特徴が、そのまま苦手ポイントになることもあります。
ここを先に知っておけば、「思っていたのと違った」を減らせます。
食事シーンが多いとテンポが遅く感じることがある
食材を集めて、下ごしらえをして、焼いて、食べる。
その時間こそが楽しいジャンルです。
ただ、物語をどんどん先へ進めたい人には「まだ食べてるな」と感じることもあります。
食事そのものを本編として楽しめるかどうかは、相性を見る一つの基準です。
「料理を作る→驚かれる」の繰り返しが気になる人もいる
現代知識チート寄りの作品では、主人公の料理を周囲が高く評価する展開が続くことがあります。
そこを爽快感として楽しめるなら問題ありません。
単調に感じやすいなら、料理によって人間関係や世界設定まで動く作品を選んでみると読み味が変わります。
日本食や現代料理が絶賛される展開は好みが分かれる
知っている料理を異世界人が絶賛するのは、王道の気持ちよさです。
一方で、「異世界側にも独自のおいしい料理があるはず」と感じる人もいますよね。
そこが気になるなら、異世界独自の食材や食文化を掘り下げる作品から選ぶ方が合います。
異世界なのに、最後は現実の食卓へ戻ってくる
異世界グルメには、少し不思議なところがあります。
舞台は異世界です。
魔物も魔法も出てきます。
それなのに、読み終わったあとに残るのは意外と現実的な気持ちです。
「ああ、これ食べたいな」
結局ここへ戻ってくるんですよね。
魔法は使えなくても、作中の料理は現実で食べられる
ドラゴン討伐へ行くのは難しくても、生姜焼きなら明日作れます。
カレーなら材料を買える。
ハンバーグなら、店へ食べに行くという手もあります。
物語の中で感じた「食べたい」を、そのまま現実で回収できる。
この距離の近さは、グルメファンタジーならではです。
「これ食べたい」と思わせるのがグルメファンタジーの強さ
物語から現実へ戻ってきても、料理の記憶だけは残ります。
焼けた肉の香り。
熱々のスープ。
誰かが幸せそうに食べていた一皿。
異世界への逃避で終わらず、最後に現実の食卓へ小さな楽しみを持ち帰れる。
私は、これがグルメファンタジーの大きな魅力だと思います。
最初の1作は今の気分に合わせて選べば大丈夫
冒険もグルメも両方ほしいなら『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
料理と人のつながりをゆっくり楽しみたいなら『異世界食堂』。
店や常連客の空気が好きなら『異世界居酒屋「のぶ」』。
異世界独自の食材や世界設定まで味わいたいなら『ダンジョン飯』。
最初から「このジャンルで一番の作品」を決めなくて大丈夫です。
今の自分が読みたいものを一本選ぶ。
まずはそれくらいで十分ですよ。
異世界グルメ・飯テロものについてよくある質問
異世界グルメと飯テロものは同じ意味?
厳密なジャンル名として同じ意味と決まっているわけではありません。
一般には、異世界ファンタジーの中で料理や食文化を大きく扱う作品を「異世界グルメ」、読んでいるだけで食欲を刺激されるような料理描写の強い作品を「飯テロもの」と呼ぶことがあります。
細かな分類にこだわるより、「料理をどれくらい楽しみたいか」で探す方が分かりやすいですよ。
なろう系の料理作品は何が面白い?
戦闘以外の方法で主人公が活躍できることです。
料理知識で周囲を喜ばせたり、店を繁盛させたり、食事を通じて仲間との距離を縮めたりできます。
「強いから評価される」以外の気持ちよさがあるのが魅力です。
ほのぼの系から読むならどの作品がおすすめ?
人情や料理をゆっくり楽しみたいなら『異世界食堂』が入りやすいです。
旅の雰囲気も欲しいなら『とんでもスキルで異世界放浪メシ』も候補になります。
店で落ち着きたいなら『異世界食堂』、旅先でおいしいものを食べたいなら『とんでもスキル』。
『ダンジョン飯』はなろう・カクヨム系の作品?
いいえ。
『ダンジョン飯』は小説家になろうやカクヨム発のWeb小説ではなく、九井諒子による漫画作品です。
ただし、モンスターを食材として考え、調理しながらダンジョンを進む内容から、ファンタジー×グルメを代表する作品として一緒に語られることが多い作品です。
まとめ|異世界グルメは「今の気分」で最初の1作を選べばいい
異世界グルメ・飯テロものの魅力は、単に料理がおいしそうなことだけではありません。
知っている味を異世界で再発見したり、未知の食材をどう料理するのか想像したり、食事をきっかけに人と人の距離が縮まったり。
料理が、ファンタジーの世界をぐっと身近にしてくれる。
そこがこのジャンルの面白さです。
飯テロをしっかり浴びたいなら、料理描写の濃い作品。
ほっとしたいなら、店舗・人情・スローライフ寄り。
冒険も欲しいなら、モンスター料理やダンジョン系。
人間関係まで楽しみたいなら、恋愛・宮廷・店舗経営型。
「どれが一番有名か」より、「今の自分が何を読みたいか」で選んでみてください。
そして読み終わったあと、「なんか生姜焼き食べたいな」「今日はカレーにしようかな」と思えたなら、もう十分このジャンルを楽しめています。
異世界を旅して、最後は現実の食卓へ少しだけ楽しみを持ち帰る。
まずは、今いちばん気になった一作から読んでみてください。
参考リンク
この記事の執筆・ファクトチェックでは、以下の公式サイト・作品ページを参考にしています。
- TVアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』公式サイト
- ヒーロー文庫|『異世界食堂』公式作品ページ
- 小説家になろう|『異世界居酒屋「のぶ」』
- KADOKAWA|『ダンジョン飯 14巻』公式作品ページ
- TVアニメ『ダンジョン飯』公式サイト
- カクヨム|『野良犬の宮廷料理 ~偏食皇女、俺の料理しか食べてくれない~』
- カクヨム|『ダンジョンでぼっち飯してたら最強のSSSランク冒険者になってた。』
- カクヨム|『旅の料理人エルゼリアはレストランを構えて町おこしをする』
作品の連載状況やメディア展開などは変更される場合があります。最新情報は各公式サイト・作品ページで確認してください。


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